26日に、東京でセミナーがあり、夜のセミナーでしたので
ついでにと思い朝から出かけて、横須賀美術館の見学に行ってきました。
こちらからですと、東京から横須賀までそう遠くない感覚ですが、結構時間がかかりました。
またJRの横須賀駅が、とってもさびれた雰囲気で、なにやら市街地から取り残された
感じです。
駅から観音崎行きのバスに乗りました。ひんぱんに停車し利用するかたも多いのですが、
乗り降りする人たちのほとんどがお年寄りで、けっこうな足代わりになっているようです。
30分ほどで、目的地につきました。
京急ホテルが海沿いにあり、その先に美術館が見えてきました。
海に面して道路が走っており、その道路沿いに芝生広場がひろがっています。
その広場が緩やかな勾配でのぼっていく先に、ガラスで覆われた美術館が建っています。
左側に突き出したような形で、やはりガラスで覆われ、そのガラスのところどころに丸い
エッチング模様が付いているのが、谷口六郎美術館のようです。そこに沿ってアプローチ
があり、ゆっくりと登っていくと、ガラス屋根で細い鉄骨の円柱で支えられたキャノピーに
たどりつきます。アプローチもキャノピーも床はどうも、地先境界ブロックを敷き並べてあるようです。
鉄骨部分はすべて白でペイントされ、他は外壁から屋根まで使用されている材料はすべて
ガラスなので、とにかく明るく光かがやいています。
キャノピーは横に軸として貫いており、各施設の連絡通路になっています。
本館の入り口であり、レストランもここから入り、横のワークショップ室もここから出入りします。
ホールからは、廻り階段で屋上に出られますが、ペントハウスもガラス張り、屋上も
歩くところはグレーチングですが、その下の屋根面もすべてガラス張り、その徹底ぶりは
すごいの一言です。そのガラスはすべてシーリング処理で、これがはたしていつまで
耐久性があるのか、これを改修する時は、大変な費用がかかるんだろうな、と余分な心配を
してしまいました。
そんな心配など吹き飛ばすはど、素晴らしく、明快で、明るく、しっかりとこの建物
は建っていました。