よく行く蕎麦屋で、こんな雑誌がありました。
ダビンチという雑誌で、泣けるいい話という特集でした。
小説や詩、ブログなどから、いい話を集めていました。
中にこんな話がありました。
「有難う」 川端康成。
今年は柿の豊年で、山の秋が美しい。
でﾞ始まる短編なのですが、あらすじは。
ある半島の先端の田舎町のバス停留所です。
娘を連れた母親、二人がﾊﾞｽに乗ります。
この母親は、貧しいため遠くの町に娘を売りに
行くためにこのﾊﾞｽに乗ったのです。
このﾊﾞｽの運転手、動き出すと追い越して行く
荷車や、馬、全てにありがとう、ありがとう、
とお礼を言います。
母子はずっとそれを見ています。
15里ほど走り、夕方終点の駅に付き、二人はﾊﾞｽを降ります。
そこで一泊し翌朝、汽車で目的の町に行くのでしょう。
しかし明朝、駅から半島の先端に向かって走るバスに
この母子は乗っていました。
この運転手は、相変わらず、ありがとう、ありがとう。
今年は柿の豊年で、山の秋が美しい。
で終わります。
たくさんの年賀状をいただきありがとうございました。
どんなかたちでもはがきを出すということは、相手を思い投函する
だけで人とのつながりが連続する、すばらしいことだと思います。
いただいたなかでも特に嬉しかったのは、大先輩の建築家の
出江寛さんから手書きの年賀状をいただき、絵をもっと描くようにと
励ましていただいたことです。
あらためて褒めていただくのはうれしいものだと実感しました。
以前にここでも紹介した本田健さんのメールマガジンの中の、ライフワークとはという
コメントで「人からもっとやったらいいのにといわれること」、「人に喜んでもらえること」。
ほんの軽い気持ちではじめたスケッチで、うまくはありませんが思いのほかみなさん
に喜んでいただき、それではと続けてきましたが、ますます描いて喜んでいただこうと
いう気持ちになります。みなさんからかけていただく言葉は本当にありがたいものです。
ありがとうございます。
いつも玉村塾でお世話になっている皆さんが、今回
町田酒造さんの生詰めのお酒が出るので、そのラベルに
私のスケッチを使おうと企画しました。
出来上がったのがこれ。「日光例弊紙使街道、玉村宿まち歩き」
と題し、メンバーの加賀美さんがﾃﾞｻﾞｲﾝしてくれました。
ほかに八幡様、原本屋さん、伊勢屋さんの４種類です。
これがなかなかの出来で決まりきった印刷のものにくらべ、非常にいいんですねー。
（自画自賛）中身のお酒も原酒の生詰めとあって、アルコール度も高くとてもおいしい
ものでついつい飲みすぎてしまいます。
数に限りがあるようですが、みなさんもいかがですか。
12月9日INAXｼｮｰﾙｰﾑで、一般の人たちを対象にセミナーを開きました。
登録してある県内の建築家のなかで、１２月の土曜日午後2人づつ持ち
回りで行おうと、所長の山田さんの企画で実現しました。
やはりｼｮｰﾙｰﾑに来た人たちは遠巻きには見ていますが、積極的に参加するとういう
のは、ちょっとといった感じで、数人の参加ということになりました。
そのとき話したのは、建築に関してよりも、以前に玉村中学校で話したようなこと、
人間の生まれ替わりについてや、生き方についての話でした。
社会人でしたので、子ども達に対してより余計心配しましたが、皆さんの反応は
思った以上に良く、安心しました。
他には、「イヤシロチ」のことや、敷地に炭を埋めること、どうやったら「ツキ」
を呼び込めるかなど（すべて船井さんの受け売りですが）話、
また皆さんに１００円ショップで買った４色の色紙を配り、色ごとにそれを
持ったときの前屈の深さでその日のつく色を決め、それを持っていると
良いことや、カリカセラピ２袋を幸せになりますようにという言葉を添え
プレゼントしました。
先日は、玉村中学校におこしいただきありがとうございました。
お話を聞いて、ぼくは建築士になるためにすごく苦労したのだと
きずきました。
お話を聞いて、夢を叶えるには、どんな夢なのか、思うこと、そして
なりたい夢をみんなに言ってみること、その夢をかくこと、そしてその夢を叶えるために、
努力することだと、話してくれましたね。ぼくは、カメラマンになりたいです。
ぼくは教えてもらったことを生かして、カメラマンになりたいと思います。
いろいろなことを教えていただき、ありがとうございました。
玉村中学校 1年 Ｍ・Ｔ
（原文のまま）