十和田市立現代美術館は、西沢立衛氏
の設計で、市役所などが立ち並ぶ
中心街の一角にあります。
官庁街と言っても、ここ十和田市は、
道路も広く、また歩道も広い、
役所の建物は奥まっている、
樹木が多い、歩道に花が植わっている等々、
非常に雰囲気が良い。大陸的と言おうか、
おおらかな感じです。
広い歩道に面して、芝生があり、延長に美術館
があります。
その白い建物は、自然に街並みに良く溶け込ん
でいます。建物と歩道に囲まれた、芝生の中に
大きな蟻と、馬のオブジェがあり、
それが美術館と解るくらいで、
ごくごく自然に建っています。
アプローチからエントランスも廊下の一部にあり、
構えることなく自然で、好ましいスケールです。
各室は大きさも、角度も、まちまちに建っており、
それを接続廊下が結んでいます。
各室とも大きな窓があり、それも道路に向かって
いて、開放的で町との一体感があります。
建物全体は白く塗られた、金属パネルで
覆われており、凛としと佇まいです。
ちょうどお昼時でしたが、太陽の光でまぶしい
ようでしたが、
影になる部分が、それぞれの角度によって、
微妙に色が違うのがとても印象的でした。
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