四万温泉の帰りに、伊香保の新装なった 「ハラ ミュージアム
アーク」に寄って見ました。
榛名山ろくの緩い傾斜地、広々とした芝生のなかにそれは
建築されていました。
木造平屋で、黒く塗られた杉板がとても印象的です。細長い
部分はアール屋根、正方形に近い部分は、玄昌石で葺かれ
た方形屋根と白いトップライト、あいだの接続部分は低い片流
れ屋根と、プランに合わせた、無理の無い形が素晴らしい。
同じ現代美術館でも、去年訪れた十和田美術館は街中に
あり外観は真っ白。こちらは、山ろくの緑のなかの真っ黒。
でもその黒がとても表情があってとても美しい。
好みで言えば、磯崎さんの建築のなかで一番好きです。