旧佐波郡東村のR寺の本堂並びに客殿が完成しました。縁あってこちらの住職の兄上にあたる、I先生のご自宅を設計させて頂いたのが5年前になるでしょうか。
そんな折りこちらのお寺の本堂の建て替のお話で、設計をということになりました。ちょうど埼玉で設計したお寺の建設中だったこともあり、話はとんとん拍子に進み、まず檀家の建設委員の皆さんにお会いしましたが、まず驚いたのがまとまりの良いことでした。
本堂、客殿の建設ともなるといかに檀家の数が多くとも、一軒当りの負担は相当なものになります。 それを取りまとめるのは大変だと思います。このところいくつかお寺、神社をお世話になりましたが、何処をとっても地域の人達の和というか、力をあわせていいものをつくるという意気込みはたいしたもので、頭が下がると同時にまだまだ日本も捨てたものではないと思うしだいです。
客殿は地元のT建設にお願いし、本堂は子持のD社寺建築に依頼しました。その後T建設さんには、埼玉のお寺の檀家のSさんの家を施工して頂き、D社寺建築さんには太田のK宮の施工もお願いするなど、縁が続いています。
そして今日10月21日、落慶法要の運びになりました。保育園もやっていることもあり、園児達の稚児行列から始まり、近隣の天台宗のお寺の住職の皆さん達や、檀家衆も大勢参列し盛大に行われました。
祝賀会に移り、I先生ご夫妻や住職ご゙夫妻、T建設社長、D宮棟梁、建設委員さんなど多くのみなさんと思い出話になり、つくづく縁とはありがたいものだなあと思ったしだいです。