昨日24日、私、妻、田村と習いに通っているT先生の所のお茶会でした。
まずは奈良薬師寺の大谷徹奘先生の法話がありました。先生はまだお若くはつらつとした感じで、しっかりといろいろ勉強になるお話をされました。
お話の中で、人間はマイナス面ばかりを見やすい。たとえばりんごに小さな傷があったとする、そうすると傷ばかり気になるが、なんでもどこかしら傷のあるもの、りんごはりんご。食べて変わりは無い、人間も同じだ。マイナスでなくプラス思考で。
また縁というもの、私たちまわりの人達、親兄弟や友人など縁がなくてはここに居ない、それを大切に。それから「恩」を忘れないこと。私たちは直接、関接まわりの人やもののおかげで生きている。その恩をしっかり認識し感謝する。
そしてこれらを知っているだけではだめだ。実践しなければいけない、朝顔の種は袋に入れておいただけでは花は咲かない。それを蒔き、水をやり育てること。ぜひみなで実践して花を咲かせて欲しい。
最後に皆で手を合わせ「お父とうさん、お母さんありがとうございます。世間様ありがとうございます」で終わりました。まさにおっしゃるとおりで、できることからやっていこうと強く感じました。
続いてお茶席に移り、今回は男手前ということで、男性陣がお手前をし、女性陣は裏方で行いました。お濃茶はベテランの3人、お薄は新米の私と、ここの茶室を手がけた大工のSさんでした。
お客さんが多かったので、10人くらいづつに分かれて2回お手前しましたが、静まりかえった中ではさすがに緊張し、釜の蓋を蓋置きから2度ほどおっことしましたが、なんとか無事に(無事ではないか?)終わりました。
素晴らしい秋晴れで、すがすがしい一日でした。
ありがとうございました。
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