はれの日とあって、神社の前には、大きなのぼり旗と御神灯とたどたどしい筆で書いた明かり、みんな手作りです。昔なつかしい村祭りを見るようでした。集まった人達も皆新しい神社の前で嬉しそうです。
いつも思うことですが、苦労して完成した建物を引き渡す時、ほんとうに晴れがましい気分になります。お客様に喜んでいただく、そして今回はなによりこのような大勢の人達に「よく出来た」との言葉をいただく。こんな幸せなことはありません。
神社建築はある意味大変贅沢な建物です。普段はほとんど使わず、年2回のお祭りの時だけ使用される。材料はといえば、欅の8寸角の柱や、4方無地の吉野檜の6寸角の柱、そして無地の米ヒバの造作材、そして何より丁寧に時間を掛けて宮大工さんやその他職人さんが作り上げる。仕上がった姿はまさに、光輝いています。日本建築の真髄でしょう。そんな仕事にたずさわる事が出来ましたことは、まさに感謝感謝であります。
ありがとうございました。
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