例弊使街道の裏側を縫うように、南北に路地が走っています。 かつては水路でしたが、車の入らない歩きと自転車専用の生活道です。 子どもたちの登下校、遊び、ご近所のあいさつやおしゃべり、畑でとれた野菜のやりとり・・・、道は「動く縁台」でもありました。 人と車を分離した未来の道路がすでにここに。 空気のなかにあいさつの残る道です。
文 原佑典