煉瓦の1枚1枚が呼吸してきた街と人々の思い。 酒を造る人、店を訪れる人・・・・。 街通りの雑踏をみつめてきたこの煉瓦の建物は学校前信号を渡る子どもたちにどんな言葉をかけているのだろうか。 私たちは、その翻訳者。 子どもに語り継がなければならないことを、町田さんの暮らしてきた時間と記憶を共有することで見つけたい。 (文:原 佑典)