桐生といえばこの有鄰館。
あまりにもおなじみすぎてちょっと近寄り難い気のする建物。
訪れた日は、あいにく休館の日で、人影も無くひっそりとした
建物のあいだを、木枯らしに落ち葉が舞っていました。
こういった歴史のある建築は前にして思うことは、
いまは主たる役目を終えてひっそりと建っていますが、
賑わったであろう往時の華やかさを思うとき、
単なる建物としてだけでなく、それを包む空間そのものが、
重みを持って訴えかけて来ます。
私たちが創る建物も、いつかそんな時がくるのでしょうか。